思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

マルセーユ

マルセーユ(5月9日)の港から見渡すと直ぐそばに岩窟王の舞台となったイフ島という島が見える。
K氏夫妻と朝食事の時に偶然お互いがイフ島に行くことが分って一緒に行くことになった。
桟橋で切符を買って船に乗り込むと、港岸を通りがかった飛鳥の知人が「今日は波が荒くてイフ島行きのオプショナルツアーは中止になった」と私達に声をかけてくれた。
確かに波が荒く、すごいスピードで飛ばすので後部座席の乗客は波しぶきでびしょぬれになったが15分程度で無事に島に着いた。
とても穏やか島でなんだか岩窟王の舞台にするにはのんびりしているなーと思いながらも
「山登りの大好きな私達にはぴったりな島だ」とか「マルセイユを守るための砦はさすがの造りだ」とかなんとか言いながら一時間半ほどのハイキングを楽しんで島の港に戻ってきた。
港に着いて時間表に書いてある時間になっても船が来ないのでK氏がここはイフ島でなくて他の島だったことに気が付いた。そういえば切符を買った時にフランス語で何かブジュブジュ言っていたのだ。
無事に船が迎えに来てくれこの島がFRIOUR島であり、今日は波が荒いのでイフ島には着岸できないので此処に直行で来たことが後になってわかった。

午後はマルセイユの町からトロッコバス(往復5ユーロ)でマルセイユの何処からでも見えるノートルダム寺院に行って来た。素晴らしい景色を見下ろす教会の頂上に立派な金色に輝くマリア様がいらして海を見守っておられた。
マルセイユの人たちのマリア様に対する信仰心がどんなに深いか分る教会だった。これからの航海の安全をお祈りした。
今日も素晴らしい景色の中なかなか出来ない経験をいっぱいして楽しかった。