思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

飛鳥2アジアンクルーズ2014-4&5

2月6日(木)は世界遺産ベトナム北部にあるハロン湾に行き、遊覧船に乗り換えて湾内の奇岩の島々をクルーズしました。
奇岩の多島海は規模が広くなかなかの風景です。
地層学的には中国の桂林の石灰岩層と繋がっているそうです。

湾内クルーズを楽しんでいると小さなモーターボートが、近づいてきてランブータンやモンキーバナナを売りに来ます。
売り手は4〜5歳の子供でフルーツ篭を持って器用に舷側に乗り移ってきます。
可愛いしぐさと顔で売り込まれるとつい買ってあげたくなります。
ただ飛鳥の船内に持ち込むのはお勧めできないとガイドに言われているので悩ましい問題です。
遊覧船の中で食べてしまえば良いのですがその結果お腹を壊して、今後の旅行が出来なくなるのは最も困る事です。
孫のような年代の子が水に落ちないかとはらはらしながら見守るばかりでした。

島影には水上生活者の集落が幾つかありました。
集落の周りには生簀があって魚や海老が飼われています。
筏の上には犬も飼われていますがベトナムでは犬も食用にする習慣があるので、食べられないかと心配です。
義務教育は4年制で毎日船に乗って通うそうですが、子供達は現実には通いきれてないようです。
ベトナムは素晴らしい経済発展をしていますが、まだまだ恩恵に与れない人々がこの美しい風景の中にいることは悲しい現実です。

飛鳥に乗っている私達は、明日からピノキオのように鼻が伸びてこないか心配です。


(つつぎ)

2月8日(日)朝7時にベトナム中部のダナン港に入港しました。
こちらは、モヤはかかっているけど晴れていて日向では29度あります。
今日の観光はチャンパ王国の聖地ミーソンと、鎖国以前には日本人が千人以上居住していたホイアンです。
 東京は大雪だそうですが土、日曜日でよかったですね。
 都知事選に影響あったかな?

 朝食も早々にバスツアーで出掛けました。ホイアンまでは右に青々とした水田、左は南シナ海を見て進みます。
右側通行ですが単車は道を縦横無尽に走るので展望の良いバスの前の席はスリルがあり心臓疾患の人には向きません。
1時間半できれいな水洗トイレの有る世界文化遺産ミーソンの入り口に着きます。
暑いので木陰を拾いながら15分ほど歩くとレンガ造りの遺跡が忽然と現れます。
チャンパはインド系の民族で宗教はヒンズー教、海洋交易で2〜16世紀まで栄えましたがベトナム民族に滅ぼされました。
それでこの遺跡も19世紀末にフランス人が発見するまで眠っていました。
遺跡のレンガに使用されている粘土の産地や、目地を使わずレンガの丈夫な建物を作る工法が分らず謎が多い遺跡です。実際にベトナム戦争の被害を補修したレンガには苔がついていますがチャンパ時代のレンガには苔が着いていません。

ホイアンは河口港で洪水があるたびに川底が浅くなりダナンに交易の地位を奪われた街です。
ですからベルギーのブルージュのように古い町並みが残っています。
間口の狭い中庭の有るニ〜三百年を経た民家が軒を連ねています。
最後に当時の日本人が作った来遠橋〈日本橋)を見学して30分ほどフリーに歩く事になりましたが私達はすぐに川岸に有る店に入り
ペットボトル入りのウーロン茶を飲んで暑さをしのぎました。

ここでは1USドルを出して有料トイレに入りましたが、相場は3000ドンと聞いていたので手お出しておつりを要求したら
5000ドン返ってきたのでま〜いいやと思い帰ってきました。