思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

飛鳥2アジアンクルーズ2014-7&8

2月12日はAt Seeです。どこにも寄港せず一日中航海する事をクルーズではこう呼んでいます。
乗る前は大海原を見ながらのんびりと日向ぼっこや、読書をするのかと思っていましたが、実は忙しい日です。
また船のスタッフの企画力の見せ所です。将棋・囲碁・ブリッジなどのゲーム系教室や訪問地の言葉・英語・中国語の語学系教室、女性の好きな各種の手芸、水墨画、水彩画などの芸術系、太極拳・ヨガ・ダンスなどの運動系、有料ですがピアノ・ゴルフのレッスンもあります。
その他に有名人の講演会や寄港地の方々のローカルショー、飛鳥独自のショーチームの公演など盛りだくさんです。

意外と面白いのが船独特のデッキゲームで、何百日もクルーズを経験しているベテランにこのゲームのファンが多いです。
ペタンクやゲートボールに似たものもありますが、大航海時代から長年にわたって培われたゲームなので奥が深いです。
私達は運動系を中心に参加して、美味しい料理とケーキで増えてしまう体重増加を抑えています。


(つづき)


2月13日シンガポールには朝七時に入港予定でしたが、船内に急患が出たため船足を速め夜中の2時に着岸してしまいました。
朝日が上がると同時に美しい風景を見ながら、シンガポール湾に入るのを楽しみにしていましたが、見られなくて残念でした。
ここは安全な街なので観光はツアーに参加せず自力で出掛けました。
シンガポールの自慢の最新鋭の地下鉄に乗って新名所のサーフボードを頭に乗っけたような高層ビル・マリナーズベイサンズに行きました。
百聞は一見にしかずと思い屋上のサーフボードまで上りました。
確かに周囲の高層ビルは良く見え、海には沢山の船が浮かんでいて、この地の繁栄を物語っています。

次に2年前に広大な埋め立てをして完成した植物園・ベイガーデンを散策することにしましたが、余りの暑さと広さに負けて有料シャトルカートに乗せてもらい温室に向かいました。

温室の中は上着を羽織るほどに冷やされている「冷室」でした。
高度2000Mの気候を再現しているそうです。
二番目の冷室はロストワールドに出てくるような滝が作られていて、多種多様な蘭の花が咲いていました。
皮肉なことに出口近くの部屋では、CO2増加による気候変動のリスクについてスライド上映をしています。
これほどふんだんにエネルギーを消費しているのに矛盾しているな〜と思いました。

帰りもまた地下鉄を利用しました。
飛鳥でくれた案内図を使ったので、行きは3回も乗り換えましたが、帰りは駅員に教えてもらった新しい路線を利用し一回の乗り換えで帰りました。
シンガポールは今も地下鉄を新規に作るほど、街が発展途上にあるのを実感しました。
この街の公衆トイレはきれいなので助かります。文化度を示しているように思えます。