思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

屋根のない美術館

アントワープ入港は5月19日18時、まだ太陽は高く昼間です。
船内で軽食を取り、18時頃から市内見学をしました。先ず美しい鉄骨建築で有名なアントワープ中央駅、次にマルクト広場とフルーン広場を巡り、ブロンズ像に化けた大道芸に寄付をして、カフェで地ビール
飲みたがる仲間に付き合い、やっと日が暮れた22時に帰船しました。
翌日(5月20日)は当地を観光するつもりでしたが、出発直前にコマネズミちゃんの友人で、オランダのマースリヒトに住んでいた方から、ベルギーではブルージュが良いと知らされたので、目的地を変更しました。
いつもは夫婦で単独行動ですが今回は出港時間が早く、帰船時間に遅れてしまうとドーバーを越えてイギリスまで自前でたどり着かねばならないので飛鳥のオプショナルツアーに参加しました。
この選択は大正解で「屋根のない美術館」といわれるブルージュ街並みを十分に楽しみました。
ブルージュは港町として繁栄していましたが水深が浅くなり港の機能が低下して衰微したため、美しい中世の都市がフリーズドドライしたようにそのまま残っていると言われています。
町の中心市役所に面したマルクト広場は東西南北どこを見ても絵になります。また、水運のため張り巡らされた運河があり船で運河めぐりが楽しめます。建物の正面が運河に向いている建物も多く運河からの眺めも秀逸です。建物の造りは火災を防ぐため大部分が赤いレンガ造りで、建物の正面は屋根部分が階段状のファサードをもっています。中世の自由都市を支えた各種のギルドハウス建物のファサードの飾りは特に見事です。
他にも、オードリーヘップパーンの尼僧物語の舞台になったぺギン修道院中庭や見るに値する教会等もあり一日観光ではではもったいないような街でした。