思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

ホンクーバー

6月25日サンフランシスコから2日の航海でバンクーバーに入港。
ゴールデンゲイト・ブリッジに似たライオンゲイト・ブリッジ(設計者は同じです)をくぐり市街地の中心に着岸しました。
帆船をいイメージさせる客船ターミナルは万博のパビリオンの有効利用です。
2010年の冬季オリンピックの氷上競技が当地で開催されるので建設ラッシュが起き、香港が中国に返還された頃から、英語の出来る中国人の移住が続き、人口が増えているので不動産ブームです。
そのうち地名も「ホンクーバー」と変えるのだという冗談があるほど中国人の比率が高くなっているようです。
バンクーバーは3度目の訪問になるので、市内観光は省略してノースバンクーバーのキャピロナ渓谷の樹間つり橋のウォークに行きました。
樹齢200年を超えるダグラスファー(米松)の林の中に張られたつり橋めぐりは珍しい体験でした。ノースバンクーバーは一戸建ては1億円を越える高級住宅地ですがその直ぐ隣にこのような森があるのは感心したし、うらやまし思いました。
午後から行く予定のクラウス山は霧が濃いのであきらめて、スタンレー公園の水族館に入りました。小学生の団体と家族連れの混じって大型プールのような水槽に居る白鯨と、色彩豊かなクラゲと熱帯魚の水槽は意外と見ごたえがありました。
ただ、15年前にはライオンゲイト・ブリッジの袂にたくさん居たアライグマが1匹も見えないので寂しくに思いましたが、餌やりの禁止を徹底したため数が減ったようです。狂犬病の病原菌の保菌者であることがあるので注意しろと言う注意書きが方々にありました。
帰り際に水辺の雑草の中から2匹でてきて餌をねだるしぐさがかわいらしいので、内緒で少し餌をあげてしまいましたが、何時までも着いてこられて困り、なまじの情けは失敗でした。