思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

ポンコツツアー

6月26日〜28日まで3日間はは終日航海で、バンクーバー島などの島々とアメリカ大陸との間にある狭い水路を航行しジュノーにいきます。
インサイド・パッセージと呼ばれる水路ですがが、今回のクルーズの目玉の一つに数えられているほど、風光明媚な海峡です。
緑の島々と残雪や氷河の山岳風景に恵まれていますが、その風景の中に時々、イルカ・アザラシ・クジラ・ハクトウワシなどが現れ素晴らしい風景の気の聞いた調味料になっています。また、船長がサービスのため
クジラ等が見えると、船内放送をしてくれるので船客はカメラと双眼鏡をもって船内を右舷・左舷へと走り回ります。
そしてその日の夕食ときに、乗客たちは今日はクジラを見た、アザラシの写真を撮った、私のはもっと大きいクジラだ、等など自慢話で大変です。
6月29日は州都ジュノーです。こじんまりした素敵な街です。
ここでは、メンデルホール氷河行きの12ドルの地元ツアーを見つけて45ドルの飛鳥ツアー参加者をうらやましがらせました。
でも、乗客の平均年齢より6歳ほど若い夫婦ですから体力・気力からすれば、現地で地元ツアーを探すぐらいの事は当然かも知れません。
最近は寄港地に着く前に、次の寄港地の「ポンコツ・ツアー」はどこに行くのと、問われるようになり、同行希望者がポツポツでてきました。
ただ、いつでも我々のツアーが成功するとは限らず、乗り継ぎに失敗して目的地での観光時間が殆ど無い事もありましたから、リスク覚悟の気心の知れた方々に厳選しています。
メンデルホール氷河では氷河の隣にある滝まで「藪こぎハイキング」をしてモレーン湖(氷河の堆積物による堰止湖)に浮かぶ氷塊を拾ってオンザロック用の氷を調達しました。ウイスキーを注いで静かにしていると何百年も氷の中に閉じ込められていた気泡がピチピチとはじけました。アラスカのクルージングは実際に来るまではそれほど期待していなっかたですが、期待以上です。