思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

ホワイトパス・UC鉄道

今日は海が陸地に深く切れこんだ氷河谷のどん詰まりスキャグウエーにきました。ここからは内陸のカナダユーコン州に鉄道や道路があります。今回のポンコツ・ツアーはゴールドラシュの時代に大変な犠牲を払って開通させたのに一度廃線になり、その後観光目的で再会された「ホワイトパス・UC鉄道」乗ることです。
海抜ゼロメートルから残雪の残る872Mのホワイトパスまで一息にあがります。渓谷美と一攫千金を夢見た山師たちの夢と苦闘の痕跡を車窓から観光します。
ガイドブックには人気が有ると出ていたので早朝に軽食を取り、船からタラップが下りると同時に下船し8時15分発の一番列車の切符を買って、一番先頭の車両の渓谷側の座席を確保しました。個人の乗客は意外と少なく、我々ポンコツ・ツアー仲間6人を含めて1車両目の乗客は14〜15人で全員が渓谷側の席を確保でき渓谷美を満喫しました。
満席状態の団体用車両を横目に見ながら、ビューポイントに来ると交代で吹きさらしのデッキに出て写真撮影をして、身体が冷えると車内のストーブにあたり、片言の英語で国際親善をしつつ優雅な汽車の旅を楽しみました。ただ、残念な事のホワイトパスは国境を越えたカナダ側にあるので峠での下車は認められません。
此の街はアラスカだけあって毛皮店が多く、コマネズミが云うには日本の半値だからと、今にも買いそうなそぶりを見せたのには少々あわてました。日本に帰国しても温暖化の影響で着る機会はないといって諦めさせて事なきを得ました。