思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

消滅した7月6日

毎日楽しい日が続きました。随分色々な方たちと友達になり充実した船旅だったと思います。食事の支度をしなくてよいのは最高の幸せでした。
毎朝、気功の後お腹空いたなと思って、食堂に座ると朝から我家の夕食より豪華な和食(焼き魚、和え物、おひたし、納豆、のり、梅干、漬物、味噌汁)が食べられ、お昼はお蕎麦またはおにぎり・ラーメンなどの主食だけでなく、その他におかずが2品、必ずデザートに和菓子がついて来るし、夜は豪華な和食かフルコースのディナーが替わりばんこに出てくるし、考えられない程贅沢な食生活でした。

7月10日は北海道沖を通過中です。
船内でけが人が出たので海上保安庁のヘリコプターが来てデッキにストレチャー降ろしてけが人を吊り上げて釧路の病院に運びました。
海が穏やかだったので幸運でしたが、消防服で身を固めた船内の消火隊員が消火器を構える中、特別救助員「海猿」が手早く作業をしていました。
スワードを出港してから、時差調整のため毎日船内時間を1時間遅らせます。毎日が25時間になるわけですから23時に寝ても翌朝7時におきると8時間寝られるのでついつい夜更かしをします。
西回りで世界一周をすると少しづつ時計を遅らせ結果、元の港に戻ると日にちが、1日おくれています。初めて世界一周に成功したマゼラン隊の船乗りたちは航海日誌を毎日つけていたのに、母港に帰ったとき日付が一日づれた理由が分からなかったそうです。
飛鳥では日付変更線を超える日を、カレンダーから消滅させて時差調整の仕上げをします。消滅した日は7月6日でした。偶然、誕生日がこの日になった老婦人は今年は年は年をとらないと喜んでいました。