思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

飛鳥2便りアジアンクルーズ2014-10

ヤンゴンから好天に恵まれた穏やかな航海を2日間して、アンダマン海を縦断して20日に朝もやの中ペナン島のジョージ・タウンに入港しました。

ペナン島は淡路島の半分ぐらいの島に百万人がすんでいます。
チャイナ系45%・マレーシア系40%、その他インド系などの多民族の住む島です。
マレーシアでは一番チャイナ系が多い地域ですが、最近は豊かになってきたチャイナ系は少子化で、マレーシア系は宗教倫理的に、産児制限ができないので人口比率は逆転すると言われています。(ガイドさんの話)

英国の植民地時代はプリンス・オブ・ウエールズ島と呼ばれ東インド会社の所有物でした。英国の東南アジアの植民地経営の拠点が19世紀初めにシンガポールに移ってしまったので古い町並みがのこっています。ヨーロッパ・チャイナ・インドなどの多様な建築様式と宗教建築物が評価されて街の中心部は世界文化遺産に登録されています。


また、ここは年金生活に入った日本人に人気のある土地です。
そこで、私達は「長期滞在下見ツアー」に参加してみました。
最初は400平米もある売り出し中の「億ション」をみました。
ここは3ベドルーム・5バスシャワールームにメイド部屋がついていました。
完全な企画ミスで我々にはどんな人種が買うのか想像もつきません。

次に日本人の長期滞在者に地元情報を発信している「ココナツ・クラブ」を訪ね情報を仕入れました。今いる日本人は200人ぐらいが一年中、200〜300人位が寒い時期に長期滞在しています。
治安は東南アジアの中ではトップクラスで、気温は年中24〜32℃で海風があるため、熱帯にしては過ごしやすいそうです。
食費もタイ米に慣れれば日本の三分の一だし、産油国なので光熱費は冷房をがんがん入れていても半額くらいだそうです。

ただ、問題は足の確保が困難なことです。
レンタカーは60歳以上になると借りられず、公共交通機関はバスですが時間が当てにならないこと、車は税金が高くカローラクラスでも3.3百万円になるそうです。
タクシーは初乗りで90円位ですから、日本人同士が相乗りしてスーパーに買い物に行くようです。
レンタカーが借りられないようではとても長期滞在は無理だと、諦め自宅で冬は暖房を効かせて過ごすのが良いとの結論になりました。