思い切ってワールドクルーズ〜飛鳥Ⅱ乗船日記

2019 アジア グランド クルーズ 乗船日記 更新中

飛鳥2アジアンクルーズ2014-11

2月21日(金)

楽しいクルーズも後半に入りました。このクルーズは東南アジアを巡るので往路も復路もシンガポールによります。
地図を見ればインド洋と太平洋をつなぐ海運の要衝であることは分りますが、ここに寄港すれば信頼できる水・燃料・食料がスムーズに補給できる体制にあることが、多くの船舶をこの港にひきつける要因です。
シンガポールは、この体制が国家の経済と安全を保証するものとして整備してきました。

出航時に展望のよい船尾から港に停泊中の船舶の数を数えてみましたが65隻まで数えたところで、船が大きく舵を切って海峡に出たので、数えられなくなりました。
海面を埋める船舶とコンテナ岸璧に並ぶキリンの群れのように見えるガントリークレーンはこの国の経済力の象徴です。

入港は17時で、出航は翌日の8時と言う慌しい寄港ですが、燃料と食料積み込み目的です。
乗客は何を見物したかと言うとシンガポール名物の「ナイトサファリ」です。
地球の熱帯地域の夜行性動物を対象にした世界初の動物園で、常夏の国にはピッタリの企画です。
電気自動車に乗って満月ぐらいの照明に映し出される放し飼いになっているような動物を見て回ります。
巡回路と動物達の間には空堀や水路がありますが、車両には柵も無くライオンやトラ・ハイエナなどの野獣が飛び込んできそうな気がします。
歩いて行くトレイルも何本かあって暗い中野獣と鉢合わせしたらどうなるのか心配です。
でも、動物達は満ち足りた生活をしているようで我々を気にしている様子は無く、悠々と過ごしています。
中々、楽しい動物園ですが少し眼が暗闇に慣れるまで何処に動物がいるか、みつかりません。

帰船は23時になり寝たのは22日になっていました。
次の寄港地はブルネイ島のムアラ港です。
その間2日ほど終日航海日なります。